未来永劫

メリーバッドエンドが好きです.

高専生の私が知識情報・図書館学類に編入した話(2015年度) その2

その2になります.

 

過去の記事はこちらよりどうぞ

shopetan.hatenablog.com

 

本題としてこの記事では学習計画書と当日のプレゼンについてお話したいと思います.

 

 

*学習計画書について

一般の編入受験ではまったく聞き覚えがないワードだと思います.

A4の紙に,これまで自分が行ってきた事や,計画書ですので編入学の学習計画について記述する事を求められます.

ページ枚数は自由.(これがまた受験生を困惑させる)

参考までに私の話ですが,私は全26pに渡って執筆し,提出をしました.

私の代で最も多くて70p超書いた方もいるみたいです.

先輩にあたる代の方で,最も短い方は2pで提出したようです.

私が提出した計画書は全3章立てで,1.全体の概要 2.これまでの活動や取り組み 3.今後の学習計画 みたいな順で書いた気がします.

これも人によって書き方は様々なようなので参考程度にどうぞ.

この計画書は当日の面接でも活用され,面接官の教員の方々から質問を受けた記憶があります.

主観ですが,ページ枚数については多くても問題だし少なくても問題なので微妙な感じ.

教員の方々が受験生全員の提出物を確認しているはずなので,無駄な情報は極力減らした方が良い&減らしすぎても情報が足りないので上手い具合にまとめましょう.(投げやり)

ただ,枚数を沢山書いていると熱意は評価されるみたいなことを聞いたことがあります.

もう少しゆるい所感もろもろはその3に書きたいと思います.

 

 

*面接・プレゼンについて

私の試験時は10分プレゼン→20分面接だった気がします.

はじめの10分で自分自身の取り組みや学習計画について話し,後半の面接ではそれに関する質問や学習計画書からの質問がわんさか飛んできます.

試験官は3人で,私の場合は中央の方が基本的な質問,左右の方から専門的な質問を受けました.

インターンの時に聞いた裏話ですが,少し前の年の試験では筆記試験も他学類同様に行っていたそうです.

ただ,文系の方・理系の方などの様々な受験生を取るので,筆記試験では受験生を測りにくい.

測りにくいので今のような形態に落ち着いたようです.

したがって,面接・プレゼンではただ学力をアピールしてもいい評価にはつながらない気がします.

学力自体は成績証明書なども提出するはずなので,そこである程度把握されていると思います.

先ほどもお話しましたが,私のような高専生や短大生,先輩では保育士の専門学校から編入した方もいらっしゃり,本当に様々な分野の方を取っているようです.

そのため,人柄やこれまでの業績,編入後の計画がしっかりできているか,といったやる気や個性,論理的な思考が求められます.(気がします.)

 

覚えている限りの質問内容について箇条書きで書き起こしておきます.

・志望動機について詳しく.

・多数のプロジェクトのリーダって何してたの?

・リーダを務めるうえで,困難な事は?

・周りのモチベーションを上げるためにはどうすればよい?

 

この辺りは学習計画書に記述した事について突っ込まれました.

あまり他大学の入試では質問されなかった内容なのでちょっとビックリしたのですが,まぁ普通に返答してました.

 

・卒業研究・今後行いたい研究について詳しく.(かなり深いところまで突っ込まれます.自分のやっている,または今後行いたい研究です.答えられて当たり前ですよね!)

・あなたの思うデータサイエンティストとはなんですか?

・データを扱う規模はどんなもの?

・(進学後に行いたい研究の計画を説明した際に)既存研究との相違点であったり,位置づけについて尋問される.

・将来的に扱いたいデータは同じ分野のデータなの?

・教育システムに着目した意味や理由は何?

・”教育”を体系的に学ぶにはどうすればよい?

・編入をする意義は?

 

教育的データマイニングに関する研究をしていたのでそういった質問を多く受けました.

これは覚えている限りなので他にもかなり突っ込まれました.

ただ,私の場合,質問に対して返答できないといった事はありませんでした.

私はどちらかと言えば研究好きサイドの人なので,頭の中で「うわぁ,試験官の教員の方々が熱心に聞いて下さるし質問もして下さる!超楽しい!」って思ってました.

しかし,帰りの電車の中で「やべぇ好き勝手話過ぎたわ…落ちたな…」とブルーになったのを覚えています.

合格後にインターンでお世話になった同大学の教員の方とお話する機会があり,この事をお話したのですが,「それだけ話した事がむしろ好印象だったのでは」というお返事を頂きました.

面接・プレゼンに関して一つアドバイスですが,私の場合は研究について非常に多くの質問を受けたので,(今後やりたい研究を含めて)研究の背景や既存研究との相違点 研究に必要な事前知識や周辺知識を誰よりも理解しておくと良いと思います.

「○○ってのがあるんだけど知ってる?」みたいな質問もバンバン来るので,分からないですと返答するよりも,どういったモノなのか人に説明出来るくらい理解していると胸を張って面接に臨めると思います.

 

 

長々となったのでその3に続きます.