ソフトウェアエンジニアとして就職する時に考えたこと
はじめに
知人によるハートフルな記事を読んで自分も何か書こうと思う。 多分、ssとかhimktとかも書くでしょう(雑なフリ)。
と言われたのであんまりネタが無いけど書く.
既に以下の記事で自分の就活情報は開示しているので,もうちょっと私事を多めに書く.
note.mu
就職しかする気が無かったのか?
博士課程に進学しない理由
お金
業績
- 「Workshopは無価値」なので無が突きつけられている.もちろん国内会議で賞貰ってても無.
- 弊大学の博士号取得条件は「学会誌1本 + 国際会議2本」なので,身の丈を理解すれば無理なハードルではない.
- しかし,身の丈に合った論文を書いても3年無になるだけなので当然チャレンジングな事をしたい.が,やってみたところ現在進行形で2か月分の無が生まれている.
- これが「月収40万渡すから業績を作れ」と言われているのなら必死度も違うが,無に時間を投資して無が返ってくる期間が耐えられないのだと感じた.メンタルが弱い.
仕事
- B3からソフトウェアエンジニアと呼ばれる職種のインターンやバイトに相当数時間を使っていて,それで今も生計を立てているのでこっちの方が楽しい.
- 当然こちらも無になる時間があるが,一時的に無でも成果を出せばお金が沸いてくる.この差は大きい.
- 民間で働いている場合を除いて,論文のリターンにお金が振ってくる事は当然ないので書いても生活が出来ない.
- 試しにM2の期間はは5か月以上仕事をしないで論文読んだりアレコレしてたが,貯金が減りドンドン貧困になるので正直メンタルが持たない.
自分自身の問題
周辺環境の問題
- 親族に大卒は居ないので実家に帰るたびにアレコレ小言を言われたりする.
- 研究発表で海外に行くと伝えたら「先生の金魚の糞か何かで行くのかと」のような事を言われる程度には理解が無い.
- 長男なので心配なのでしょうが,弟のように自由に幼少期から過ごしたかった. 正直エンジニアの自分より弟の方がクリエイティブ.
就職する理由
雇ってくれる会社がある
- 且つ,自分と向き合って評価をしてくれている(と感じるくらいには良い信頼関係を築けていると思っている).
- (身体が1つしかない都合上)こちらから良い返事を出来なかった企業ともバイトや副業と言う形で良い関係を築いているし,必要としてもらえている.
- これがどこからも評価されない自分だったらまた考え方が違ったかもしれない 死にもの狂いで研究をしていたかもしれない.
- とにかく,就活苦が一般的な中で承認してくれる企業が複数あったのが大きい.
やりたい事とマッチしている
- 2013年から取り組んでおり,好きだった機械学習関係の仕事且つソフトウェアエンジニアとして働ける. これはやりたかった事なので実現できて良かった.
- 英語が出来ない事だけがコンプレックスなのでそれを克服するための環境がある あとは自分がやるだけ.
- いずれアカデミアに戻るとしても,仕事で培うソフトウェアエンジニアとしての技術力やコンピュータサイエンスの知識は無駄にならないので無を過ごさずに済む.
- 企業でも論文を読めるし論文を読んでる間もお金が発生する こんなに素晴らしい事はない.
どうすればソフトウェアエンジニアとして就職できるのか
早いうちから周り(他大学含む)を意識する
自分を知る
- コーディングが好きなのか設計が好きなのか,どのレイヤーが好きなのか,そもそも好きではないのか.
- 経験ベースで,とりあえずやってみないと向き不向きは分からないので,好きな事を伸ばせるようにまずはアレコレやってみた方が良いと思う.
インターンに応募して受かった上で価値を発揮する
- お金も貰えるし成功体験にも繋がるし勉強にもなるし素晴らしい人達と出会える可能性もあるので僕はおススメする.
- 賞や物として実績が残らなくても正直良い.
- 数よりもキチンとやり切った経験があればいいはず.
- 世の中,たかが大学生で実績がある人間の方が少ないので,価値を発揮する為に何を考えたか,その思考プロセスの方が大事だと思う.
- この思考力は残酷なほど地頭の良さが出てしまうので日々思考する癖がある方が良いと思う.
さいごに
- 何物にもなれない人間がキレのある発言をすると嫌われるので気をつけましょう.
- 自戒です.