株式会社メルカリに新卒入社しました
株式会社メルカリにソフトウェアエンジニアとして新卒入社しました.
配属は希望通りSysML(System for Machine Learning)チームでした.
具体的には下記のJDのようなことをやってます.機械学習のモデル作成以外の全てです.
Kubernetes上に構築した機械学習システムの改善や信頼性向上
機械学習システムを改善し、機械学習エンジニアを支援する
各種オペレーションを自動化するためのツールの開発、運用
障害検知やキャパシティプランニングのためのモニタリング環境の構築、運用
機械学習システムのセキュリティ設計、運用
そろそろ試用期間が終わるので,入社エントリです.
入社した経緯
2年前にメルカリのインターンに参加したからです.
shopetan.hatenablog.com
私は当時のブログで,以下のように感想を綴ってます.
会社としてGo BoldやBe Professionalという考え方をとても尊重していて,「成果を出すための障害があるなら取り払う」「成果には適切な報酬で支払う」ということが徹底されていました.
実際の環境や距離感の項目からもそれは見て取れると思います.全ては成果を出すというところに注力されているのだなと,参加後にひしひしと感じます.
今のメルカリでもそれは変わらず,議論の中で「それはBeProじゃないよね」などが当たり前のように飛び交います.
いわゆる社訓(バリュー)は形骸化するのが当たり前な中で,メルカリのカルチャーは2年経った今も変わらず生き続けている事が入社の大きな要因の一つです.
すべての行動指針がバリューに沿って決定でき,どのメンバーとも共有できることがここまで働きやすさに繋がるとは思っていませんでした.
それから,インターンの当時から待遇は十分で,今年の夏季インターンも日給2万円だそうです.
メルカリでは,「学生だろうと社員同等に評価する」という文化が根付いています.
自分はこの夏季インターン後に内定を頂き,その後の長期インターンを通して内定後のオファー額から更にupし大学在学中に昇給しました.
このように合理性のある選択や決定をしてくれる会社であったことも入社を決めた理由の1つです.
ちなみにLINE社も同時期に内定を頂いてましたが,「スキルアップが確認できた場合は昇給してほしい(要約)」と伝えたところ,当時僕の担当をして下さったLINEのHRの方がすぐに改善してくださいました.
LINEは新卒に対するハイレベル採用も行っておりいい会社なのでおすすめです.
他にも色々と決定要因があるので列挙しておきます.
- SysMLをやっている日本の会社がほぼ存在しない
- 自分自身が社内で貢献できることがまだ沢山ある
- メンターや当時から関わりのある方たちがリスペクト出来る人たちだった
- 学会のスポンサー参加がインターン生でも出来る(2年連続行きました.)
- 自販機の飲み物が飲み放題
- 12時までに出社すれば怒られない
- 勤務地としての六本木は交通の便が最悪だが,ランチはどこも美味しい
- 渋谷や新宿より臭くない
会社について
会社としての成長が目覚ましく,インターン当時数名だった機械学習チームは,今や社内のイベント会場を抑えないとチーム全体ミーティングが出来ないくらいの規模になりました.
急激な人員増加に対して賛否あると思いますが,インターン同期のチームメンバーの誕生日をメンバー皆で祝えたのは楽しかったし良しとします.
また,現在のメンターよりも,メンティーの僕のほうが社員番号が古いのも面白く会社の成長を実感しますね.
人が多いことに甘えずに,今後も社内でアウトプット出せるようにやっていきます.
同期について
19卒入社のメンバーはエンジニア・PMの職種を問わずリスペクト出来る人たちばかりで過ごしやすいです.
メルカリ初のチーム制新卒研修「Scrum Training」の成果発表会を開催! #メルカリな日々 | mercan (メルカン)
5月いっぱいまで上記のチーム研修がありましたが,どのチームもPMの業務をエンジニアが行ったり,エンジニアの業務をPMが自発的に協力して実際にコードを書いていたりする姿が印象的でした.
他にも,チーム全員でiOSを書いていたり,チームを超えて特定領域の知識をシェアするオープンドアを実施しているメンバーもいました.
職種にとらわれず,成功のために自分の責任範囲を超えた挑戦をするメンバーばかりで日々刺激的です.
私はGitOpsによるCI/CDや,機械学習のための継続的な再学習を支援する仕組み,また,機械学習を用いた推論サービスなどをメルカリの推進するマイクロサービスとしてGKE上にオートデプロイする環境を構築していました.
最終発表時にアーキテクチャ構成について褒められたので,上記のメンバーには敵わないかもしれませんが,自分なりのバリューを発揮できてよかったです.
社の同期でやったチーム開発が、今まで参加したどのインターンよりも素晴らしかった。 メンバーを心から信頼して開発を任せられる体験が出来た。
— shopetan (@ss_shopetan) 2019年5月31日
炎上しがちなのでパブリックに会社について言及するのは控えていたのですが,こういうことを呟けるくらいリスペクト出来る同期と働けています.
研修は基本的に「時間を無駄に抑えられて,且つ学びのない面倒なもの」という認識があり,期待をしていませんでしたが,「楽しく学びのある研修は実際にある」と知れて良かったです.
メルカリの研修では,あらゆる研修内容に関してFBができ,来年度以降の改善案についても主体的に提案出来るので体験が良くおすすめです.
最後に
メルカリ「Summer Internship for Engineer 2019」の募集を開始しました! #メルカリな日々 | mercan (メルカン)
特に僕にインセンティブはありませんが,優秀なインターン生と一緒にワイワイしたいので応募お待ちしてます.