未来永劫

メリーバッドエンドが好きです.

心だけ置いていかれたまま,夏が始まっていた

気がついたら夏が始まっていた.

真面目な事や研究に関連しそうな事はQiitaに書こうと思っていたものの,それ自体も何かのn番煎じな気がするので筆が進まず結局1年以上技術的な話を書いていないことに気付いた.
字を書くのが苦手なワケではない.


1年ちょっと前に,色々な物事が崩れて心がポッキリと折れた.折れたまま再生しないで無駄な1年を過ごしていた.
自分で無駄と認知できる期間に起きた内容を書き留めるのはどうにも心がしんどいので書かなかった.それだけだった.


最近はどうかというと,院進があった事,学部生の授業のお手伝いなどで学内に知り合いが増えた.
皆それぞれ夢があったり目標があったりして「自分も頑張ろう」と結構な元気をもらった.
個人的にも客観的にも学部4年生の頃と比べて随分元気になったと思う.みなさんご迷惑をおかけしました.

今年3月まで

色々あったが大きかったのは「卒業」と「学会発表」だと思う.

卒業

今年の3月まではマジでこんな感じで,心がどこか遠いところにいる感覚を味わっていた.

個人的にはクリスマスに研究室に行ったら誰もいなかったことも結構心にきていた.

自分は3年次編入という形で大学に編入してきた.
人によるとは思うが,編入生という性質上 内部生の友達はそこまで多くなかった.
幸い,研究室周りの人間や指導教員に恵まれていたこと,他学類の編入生とは結構な人数と仲が良かったこともあり,学内で孤独死するような事はなかったのでそこは感謝したい.
特に,同期でklisに編入してきたklis13編入のみんなには救われたことは多かった.
男子4人に対して女子12人という比率であり,高専の頃と比較しても女性と接する割合がぶっ飛んで増えたため適当人間の自分は色々苦労もあったが,それでも仲良くしてくれる同期には感謝してもしきれない.ありがとう.
色々と思うところがあり,卒業旅行も行かない予定だったのだが,なんだかんだ行って良かったと思っている.

そんな同期も半数以上が卒業し,大学院に残っているのは5人である.
卒業式,自分は大学院に残るので,「まぁ懇親会から行けば良いか」と軽い気持ちで懇親会から参加したら「何で卒業式来なかったの!? みんなで写真撮れないじゃん…」と同期に怒られたのを今でも覚えている.
ごめんなさい,でもそういう言葉をかけてくれるのは嬉しかった.来世はちゃんと卒業式に出席するので許してください.

学会発表

色々と心が腐ってたとはいえ,これだけは真面目にやろうという想いで研究だけはそれなりに取り組んでいた.
DEIMというデータ工学と情報マネジメントに関するフォーラムに行き,発表をした.
会場は岐阜だったのだが,大学から学会支援費が5万しか出ないことを知り,絶望した.(今思えばボスに頼めば学会期間中に発生したお金は賄ってくれたらしい,my bad)
5万円でやりくりするために,

  • 全日程参加せず,学会には発表する前日だけ泊まる
  • 会場までは岐阜に帰省する友人の車で茨城から長旅
  • 帰りも縁あって車

という移動だけでストレスを溜めることをしていた.
特に,毎日宴会が行われていたらしく,若手研究者(お茶女)と群れる理系大学生が印象的だったらしい.
自分は最終日発表だったので宴会を感じることすらできなかった.何ならホテルのロビーで4時までスライド作成に勤しんでいた.切ない.
まぁその甲斐あって教育工学というセッション内で学生プレゼンテーション賞をもらえた.
そこらの学生よりは学外での発表が多かったので,我ながら心臓が強く,自信を持って発表できたと思う.まぁ良かった.

そんなこんなでドタバタしていて岐阜っぽい思い出は一切なかった.(君の名は.で有名なところだったのに聖地巡礼もできなかった.)
唯一思い出残っているのが帰りのサービスエリアで食べた名古屋飯である.もはや岐阜にカスってもいない.


6月まで

院進

4月から院進をしている訳だが,ここまで選択を後悔してる事はないと思う.
クソな事は色々あるが,

  • 必修がクソ(研究室のリーフレット作らせたり,研究科としての戦略展開を考えて発表させたり,3週間余りで論文もどきを書かせたりとロクなことがない)
  • 毎週のようにスライドを作って発表させる授業がある(毎週でないにしろ,あらゆる授業でプレゼンをさせられる)
  • 取得単位数が他大に比べて多い

などが挙げられる.
特に必修は今後も続くのだが,かれこれ5年超はこの授業をしているようなので改善する気はしない.
研究科長は,「曖昧性の強い研究科なので自分の所属している大学の強み弱みをしっかり理解してもらう必要がある」などと訳のわからない供述をしていた.
あいにく,大学のドメインに依存した生活は送っていないため余計なお世話である.
少し変わった名前なので企業の方から「大学では何してるの?」と質問されることもあるが,
「大学では図書館や知識資源を扱う授業があるが研究分野は機械学習,教育データマイニング,セキュリティなどです」と返答していた.
これで困った事は今まで1度もないので,困るのは自分のやってきたことに自信がない人だけだと思う.

発表をするにしても,発表はエンターテイメントと考えてない人が多い.要するに資料の作り方が下手だったり発表が下手だったりする.
まぁ上記のことも自戒として書き綴っておく.
スライドに関しては作成時間そのものが無駄で,例えばそれが外部公開する価値のあるスライドであるなら構わないが,授業の内容上そういう基準には達していない.(用語の説明とか研究計画とか)
何かを伝える手段として発表やスライドは特に大事だと自分でも考えている.
が,少なくとも授業でその本質が突き詰められているかと言われれば違うし,話す側,聞く側双方にとっても時間の無駄である.
それをするくらいなら研究や自己研磨に時間を充てたい.

愚痴が多くなってしまったが,要するに研究させる気がないのである.
そうも言ってられないので,時間を作ってやってる訳だが,上記のことがなければ(冗談抜きで)もっと研究は進むと思ってる.


悪いことしか言っていないので良いこともかく.
ボスが最高 以上です.
ボスをリスペクトしていたり,研究室に優秀な先輩や同期がいる以外でメリットがあるかと言われれば無い.
日中を殆ど無駄な発表や課題に費やしているので,それがしたいのなら是非我らが研究科にどうぞ.
常々研究科への進学率が上がらないという声を聞いていたが,この有様では当然だと思う.先生方は皆優秀なのでとにかく必修と不要な課題を無くしてください.
それから進学を考えている方は相談に乗りますので気軽に声をかけてください.
必要があればさらに追記しますし,上の怖い人から怒られたら消します.

研究

メイン研究をほったらかしてDeepを趣味研究でやり始めた.(趣味では定期的に触ってたのだけど)
それからアンサンブル学習も.
流れが早い分野なのでキャッチアップしているだけでもワクワクすることが多い.
kaggleのような精度を競うコンペで,自分はどうもアンサンブルしたものがオーバーフィットするケースが多いみたいで,その辺をうまく工夫して取り組みたい.

その他

競プロをやろうと思った.
今はAOJのアルゴリズムとデータ構造,それからatcoderのABCをやっている.
やろうとした動機は単純明快で,最近のIT系の就活で技術選考と題して競プロをやらせるケースが多いからだ.
競プロが得意でない自分がそれで足切りをもらったら得意分野のことすら話せずに終わるのでそれだけは避けたい.
自分はDPとメモ化再帰で挫折した人間で,日常的なコードはsklearnでコード書いたりkerasのコード書いたりしてそのまま実行,検証を繰り返しているだけ.
バイトでgolangやjsを書いたりもするが,APIサーバやアプリケーションに使うコードを書くだけ.
このままでは一向に競プロ力はつかないと踏んで率先してやろうと思い始めた.
再帰周りの実装が苦手意識が強く,沢山コード書いてうまく克服したいなと思ってる.

終わりに